パーキンソン病のリハビリ
2024.04.25更新
ブログをご覧くださいありがとうございます。
整骨院インテグレートは、杉並区阿佐ヶ谷で、「手術前後のリハビリ」、
「脳血管疾患後のリハビリ」、「内科疾患のリハビリ」、「パーキンソン病のリハビリ」、「膠原病のリハビリ」、「スポーツ外傷のリハビリ」、「筋力増強トレーニング」、「体重減量トレーニング」、「パーソナルトレーニング」、「小顔リハ」、
「ネイルアート」、「マッサージ」など多様なメニューで皆様のお身体を健康へ、と調整するお手伝いをしております。
当院ではパーキンソン病、パーキンソン症候群をお持ちの患者様のリハビリも積極的に行っています。
パーキンソン病とは、中脳にある黒質(こくしつ)とよばれる場所から出る神経伝達物質のひとつ、ドパミンの生成、放出に異常が起こる神経難病です。
正常な運動はまず、大脳の表面(皮質)にある運動中枢部、運動野(うんどうや)という所から運動の指令が出ることにより起こります。
あらゆる経路を通じて力の強弱、動きの大きさ、方向、速度などの計算し、脊髄(背骨の中にある神経の通路)→末梢神経を通じて、筋肉に指令が伝わり、筋肉が関節を動かすことで運動を遂行することができます。
パーキンソン病は、この運動の調整をする場所の不調によって、滑らかな運動がしにくくなっていく病気です。
高齢になると発症率は上がりますが、おおよそ1000人から1500人に一人の割合で発症すると言われています。
明らかな原因が不明なものと、脳血管障害による二次性のパーキンソン症候群、また薬の副作用による二次性のパーキンソン症候群などがあります。
パーキンソン病は、世界の著名人が発症している事でも有名になり、病気のイメージも当初の印象が強い方が多いと思います。
体が硬くなり、表情がなくなり、歩けなくなり、車いすとベッドで動けない生活・・・そんなイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかし、近年の内科治療や外科治療の発展により、病気のイメージは大きく変わってきています。治療薬も飛躍的に増え、専門医がその方に合うお薬を調整することで、症状の進行はかなり抑えられてきている印象です。
大学病院では、脳に電極を埋め込む手術も実践され、劇的に症状が改善する症例もみられているようです。
好不調の波はあれど、発症して10年以上経過していても、走ったり、自転車に乗ったり、お仕事をしている方も増えています。
インテグレートでは、リハビリを通じてその症状の程度に合わせ、
①関節可動域の維持 ②筋力低下の予防 ③反復した動作練習 ④生活動作練習
を行い、患者様の生活のしやすさをお手伝いしています。
パーキンソン病は、「姿勢反射」という体の傾きを察知して体を立て直す正常な反応(反射)が阻害されることで転倒のリスクが上がります。
体幹筋の機能低下も転倒リスクの原因の一つになると考えています。
背骨のひねり(回旋)の可動域や筋出力の低下は、神経伝達の減弱に加えて体の反応自体を遅く小さくさせてしまいます。
この転倒予防の反応を少しでも円滑に行えるように、体幹や肩、股関節の可動域の維持は必要不可欠と考えています。活動量が低下してしまうと、背筋や足腰の筋力の低下も招きますし当然ながら転倒のリスクも上がってしまいます。
またひとりひとり、歩き始めのルーティンを決めたり、動作手順を明確に決めるなど、その方の生活に合わせて必要な動作方法を一緒に考えながら練習していきます。
ご自身の動きの状態をしっかりと把握し、どのような時にバランスを崩しやすいか、、を理解することで少しでも危険を予測して回避する方法を考えていきます。
最後に、様々な情報が溢れるなか、患者さんも心理的に不安定になりやすいです。
お体、生活、お薬の事など不安な事はかかりつけの専門医に相談しましょう!!
リハビリやコミュニケーションを通じて、患者さんの不安を少しでも和らげられるようにインテグレートでもお手伝いしてまいります。
整骨院インテグレート 院長 大沼
◇ ご興味のある方はこちらまで ➔ http://www.integrate-web.com/
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